サンテミリオン・グランクリュ シャトー・グロ・カイユを所有するデュピュイ家が造るAOCボルドー。
グロ・カイユはその区画名に由来し、直訳すると大きな石。サンテミリオンではあまり知られていないが、AOCの境界線をなぞるよう砂利質の土壌であり、芯の強さがありながら滑らかなワインを作る区域である。ドメーヌ・ド・ラガリーグも同じ土壌で、栽培はサンテミリオン・グランクリュの畑と同様のリュットレゾネ(認証なし)。AOCボルドーでありながらポテンシャルの高さもうなずける。2世紀に渡ってデュピュイ家がワイン造りに携わっており、現在の当主エリック・デュピュイは7世代目。シャトーオーナーではなく、畑仕事をこよなく愛するヴィニョロンを自称する。